【就労継続支援A型】支援職員のお悩みごと解決方法Q&A

これから障がい者支援のお仕事をはじめるときに、「福祉のお仕事は大変かもしれない……」というイメージをお持ちではありませんか?

実際に勤務する前だと、どの辺りが悩みどころになっているか、分かりづらかったりしますよね。

今回は、就労A型の障がい者支援のお仕事で「よく悩まれがちなこと」と、当社での「解決方法」についてQ&A形式でまとめました。

株式会社レジリエンスで行っている職員へのケアやサポート制度も併せてご紹介します。

障がい福祉のお仕事をはじめるための参考にしてみてください。

就労継続支援A型の支援職員のお悩みごとは?

就労A型の支援職員でよく悩まれがちなことは、

① 利用者対応
② 利用者とのコミュニケーション、距離感
③ 施設内スタッフの人間関係
④ 通勤・送迎・施設外就労の体力的負担
⑤ 職員や利用者が定着しない
⑥ 給与・報酬

この6つが挙げられます。

① 利用者対応

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支援員A

Q1 毎日の利用者対応だけで手いっぱいの状況です。個別の支援までは、なかなか手が回りません。

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レジリエンス担当者

A1 職員一人あたりの「利用者数」を抑える仕組みが事業所内に必要です。

就労A型の支援職員のお悩みごととして「利用者対応に追われやすい」ことが挙げられます。

就労継続支援A型事業所は、1事業所あたり、約20~30名の障がいを抱えるご利用者の方が通所されます。

法律で定められている職員の「人員配置基準」は、

「10:1」(支援スタッフ1人に対して、利用者10人)

もしくは、

「7.5:1」(支援スタッフ1人に対して、利用者7.5人)

が基準となります。

どちらの配置基準を採用するかは、就労A型事業所ごとの運営方針に依ります。

仮に「10:1」の配置基準を採用している事業所の場合、「生活支援員、職業指導員」1人に対して、ご利用者10名の業務サポートが必要となります。

「生活支援員」や「職業指導員」は、業務中にご利用者の体調確認を行ったり、ご利用者からの質問に答えたり、ケース記録を付けるなどの業務があります。

職員一人あたりの対応する人数が多くなれば、その分、支援スタッフの負担は増大します。

また、ご利用者一人ひとりに割ける時間も少なくなり、支援の質も落ちてしまうでしょう。

職員と利用者の配置バランスが崩れると、悪循環に陥りやすい傾向があります。

ポイントとしては、職員ひとりあたりが対応する利用者の数を、「配置基準以下」に抑えることが必要です。

株式会社レジリエンスでは、支援職員が担当するご利用者の数を「1日5~7名」まで制限する仕組みを事業所内に設けています。

株式会社レジリエンスが運営する「就労継続支援A型リリーフ・リファイン」は、在宅ワークに特化した就労A型事業所です。

在宅型の就労A型施設のため、支援員は担当制で、1日「5~7名」の利用者を担当し、在宅のご利用者さまへ体調確認等のご連絡を行います。

通所型に比べると、直接支援の負担が格段に少なく済み、担当制でご利用者との関係性が作りやすいメリットがあります。

職員の配置を「人員配置基準」よりも高い水準に保つことで、1日の業務量を一定の範囲内に保ちます。

それぞれのご利用者と伴走するように、毎日の支援を行うことができます。

② 利用者とのコミュニケーションや距離感

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支援員B

Q2 利用者との会話や意思疎通がスムーズに行きません。適切な距離感が掴みづらいです。

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レジリエンス担当者

A2 障がいの症状により、会話などのコミュニケーションが難しいケースもあります。それぞれの利用者の特性に合わせて、柔軟にコミュニケーションの方法を変えましょう。

次に悩まれがちなのが、「利用者との信頼関係づくり」です。

就労継続支援A型事業所には、「身体・知的・精神・発達」等の障がいを抱える方が通われています。

事業所ごとによって、それぞれ得意とする対象の障がいがあります。

たとえば、当事業所(就労継続支援A型リリーフ・リファイン)では、主に「精神障がい・発達障がい」の方が通われる傾向にあります。

それぞれの障がいの特性により、コミュニケーションや意思の疎通が難しかったり、周囲と衝突しやすい傾向があったり、ひとすじ縄の対応ではうまく行かない面がございます。

障がいがある方とのコミュニケーションのポイントは、障がいの特性を理解して、支援者が柔軟にコミュニケーションの方法を変えられるか、という点にあります。

たとえば、特定の場面(電話応対など)で緊張しやすい、言葉がスムーズに出てこないなどの症状がみられる場合に、

・電話でのコミュニケーションから、テキスト主体のコミュニケーションに切り替える
・通所の際の面談で、リラックスできる雰囲気や環境づくりをする
・相手が答えやすい質問に変える

といった方法が有効です。

株式会社レジリエンスでは、通常の「電話」でのやり取りのほかに、「Slack」というテキストが主体となるビジネスチャットツールをご用意しております。

就労A型のご利用者との意思疎通を図る際に、「Slack」のテキストチャットツールをうまく役立ててみてください。

とくに最初の数か月では、ご利用者の一人ひとりの特徴を覚えることも難しいかもしれません。

しかし、半年、1年……と長期的な支援を続けていくうちに、ご利用者一人ひとりの性質が少しずつ見えてくることがあります。

たとえば、「誰かに意見を言うのが苦手」だったり、「自分のやり方にこだわる」ところがあったり……。

そういうときに、「なぜ~ができないのか?」と責めるのではなく、ご利用者のコミュニケ―ションや作業の進め方に歩幅を合わせていく支援が必要になります。

というのも「誰かに意見を言うのが苦手」なことや、「自分のやり方にこだわる」面も、原因を辿っていくと、そのひとの障がいと関わりがあるケースがあります。

もちろん、業務上で揃える必要があるところは、きちんと指導する必要があります。

就労A型は、ご利用者が障がいを抱えながら、仕事との折り合いの付け方を学ぶ場」でもあります。

支援者は、障がいへのサポートを提供しながら、つかずはなれず(近付きすぎず、離れすぎず)で見守っていく姿勢が必要です。

なお、通所の際は、ご利用者の方がリラックスして面談に臨めるよう、ソファや観葉植物などを配置し、心を落ち着かせる工夫を施しています。

利用者がリラックスして面談に臨むためには、支援者自身もなるべくリラックスした状態を保てるとよいでしょう。

リファインやリリーフの事業所には、コーヒーサーバーやウォーターサーバー、軽食もご用意しております。

職員と利用者が、ともに快適に事業所勤務を行えるような環境を整えております。

面接の際は、ぜひ安心して大阪・北浜の就労A型リリーフ・リファインの事業所へお越しください。

③ 施設内の人間関係

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支援員A

Q3 施設内の人間関係で悩みがちで、ご利用者の支援に集中しづらいことがあります。

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レジリエンス担当者

A3 スタッフ間の距離が適切に保たれている職場へ移ることをおすすめします。

就労A型の施設でよく悩まれがちなこととして「施設内の人間関係」があります。

就労A型の支援職員は、多数の利用者に対して少数のチームで対応するため、ヨコの繋がりが強くなりやすい傾向があります。

通所型の場合は、毎朝、同じ職員メンバーで顔を合わせて業務を行うため、人間関係が固定されやすいと言えるでしょう。

また、就労A型は通所施設のため、月~土曜まで開所しているケースも少なくありません。

そのため、職員間の信頼関係やチームワークを重視する職場が多いです。

当社でも職員同士の連携は大切にしていますが、なるべくフラットな関係を保てる勤務制度を導入しています。

たとえば、株式会社レジリエンスでは、「フレックスタイム制」を導入しており、職員の希望に合わせて勤務日や時間帯の調整に応じています。

それぞれの職員が担当業務の開始時間に出勤するため、時差出勤の形となり、人間関係が固定されにくいメリットがあります。

出社の際は、同じ事業所内で、当日にその場にいるスタッフと協力してご利用者の支援にあたります。

在宅勤務での採用の場合、普段はリモートワークの形となるため、「電話」や「Slack」によるやり取りのみで、業務時間外に個別の付き合いが発生することはありません。

出社も、月に「3~4回」程度ですので、毎日のように顔を合わせずともお仕事ができます。

また「残業なし」「休日の研修なし」を掲げています。

職員間での過度な干渉をなくし、プライベートがしっかりと保たれる職場となるように配慮しております。

定時に帰れる職場風土があり、職員やスタッフ間でも業務時間内での協力関係がメインです。

ご利用者の支援業務にしっかりと集中できる環境をご用意しております。

④ 通勤・送迎・施設外就労の体力的負担

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支援員B

Q4 毎日の通勤やご利用者の送迎、施設外就労があり、体力的に不安です。

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レジリエンス担当者

A4 在宅勤務が可能な就A事業所を選ぶ方法があります。送迎がなく、施設外就労をメインとしない職場を選びましょう。

通所型の就労継続支援A型事業所の場合、ご利用者の出勤日は「週5日~5.5日」程度となります。

また、運営の都合上、平日以外に土曜日も開所している就労A型事業所が少なくありません。

就労A型事業所は、ご利用者が日中に過ごされる就労の場であり、利用者の出勤日には、支援スタッフの出勤が求められるケースが多いです。

自宅から事業所までに距離があると、通勤面で負担が大きく、長期の勤め先としては不向きかもしれません。

株式会社レジリエンスでは、「在宅勤務」による支援が可能となっており、通勤のストレスも解消される形でご勤務いただけます。

事業所の所在地も、大阪市中央区のビジネス街「北浜」駅から徒歩3~5分程度の好立地にあります。

大阪メトロ(堺筋線)・京阪本線でのアクセスが良好で、「南森町」を経由することでJR東西線や谷町線への乗り換えもスムーズです。

大阪メトロ「北浜」から「天神橋筋六丁目」を過ぎると、阪急千里線と直結しているため、乗り換えなしで、北摂(吹田)方面から阪急沿線でのアクセスも可能です。

大阪市内の「キタ」と「ミナミ」のどちらからでも出社しやすく、大阪メトロ・京阪・阪急と、関西私鉄の接続がよいエリアとなっております。

なお、当社では「ご利用者の送迎業務」はありません。

ご自身で事業所まで通えるご利用者を対象に、就労支援を行っております。

運転免許等がなくても、支援職に就くことができます。

当社が運営する「就労継続支援A型リリーフ・リファイン」は、どちらも「在宅ワーク」をメインとする事業所です。

施設外就労は通常業務の内容に含まれておりません。

施設外就労では、職員と利用者が慣れない環境で作業するケースが多く、とくに環境の変化に敏感なご利用者さまにとってはストレスが掛かります。

支援する側の職員も、普段と異なる環境では疲弊しやすいため、施設外就労をメイン業務としない勤務先を選ぶのもひとつのポイントです。

当社では、年1回のみ、地域連携活動のため、ご利用者の施設外就労の機会を設ける場合がございますが、一般の支援スタッフが応対することはありませんので、ご安心ください。

⑤ 職員や利用者が定着しない

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支援員A

Q5 職員や利用者が定着せず、メンバーが次々に入れ替わるので、安定した支援を提供するのが難しく感じます。

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レジリエンス担当者

A5 職員や利用者が定着するためには、スタッフの「働きやすさ」を第一に考えた職場環境が必要です。

障がい福祉のお仕事は、現場での負担が大きいと言われる業種です。

仮に、支援する技術を持っていたとしても、精神的・体力的に続かなくなって辞めてしまうケースも少なくありません。

株式会社レジリエンスでは、現場にいる支援スタッフの負担やストレスを最小限に抑えることを第一に掲げています。

近年で注目された働き方「テレワーク」を2021年から導入し、現在も約8~9割のスタッフが在宅にて勤務しています。

通所型と比べて、職員とご利用者の満足度も高く、業務によるストレスも少ないため、職場に定着しやすい傾向にあります。

当社が運営する就労継続支援A型リリーフは2021年11月にスタートしました。

職員では2~3年以上、ご利用者の方も6ヵ月~1年以上勤めている方が多く、事業所の定員としては、ほぼ満員の状況が続いております。

ご利用者のさらなるニーズに応えるため、姉妹事業所となる就労継続支援A型リファインを2024年9月にオープン。

開設から半年の間に、多数のご応募やお問い合わせをいただいております。

スタッフの満足度や、レジリエンスの仕事に就いて感じることは、「STAFF VOICE」にて取り上げております。

株式会社レジリエンスへの求職を希望される方は、この機会にぜひ、実際の「スタッフの声」を聴いてみてくださいね。

⑥ 給与・報酬

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支援員A

Q6 給与・報酬が低く、今後も福祉のお仕事を続けていけるか不安です。

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レジリエンス担当者

A6 障がい者支援のエキスパートとして「サービス管理責任者」へのキャリアアップをおすすめします。

障がい福祉の支援業務に携わっていて、給与・報酬が低いと感じる場合は、「サービス管理責任者」へキャリアアップするルートがあります。

「サービス管理責任者」は非常に需要が高い職種で、給与も福祉業界のなかではトップクラスの高水準です。

施設内のご利用者の支援を引き受ける、責任ある業務のため、給与も高い傾向にあると言えるでしょう。

「サービス管理責任者」の資格取得のためには、「実務経験」が重視されます。

無資格からスタートする場合は「最短5年~最長8年」の期間が必要です。

過去に福祉・介護・医療業界等での業務経験がある場合は、実務経験の年数としてカウントできる場合があり、取得までの期間を短縮することができます。

生活支援員や職業指導員の場合でも、当社で「直接支援業務」の経験を積みながら、長期的なキャリアプランとして、「サービス管理責任者」をめざすこともできます。

また「社会福祉主事任用資格」を取得すれば、「8年」の「直接支援業務」の実務経験を「5年」まで短縮することができます。

医療・福祉・介護関係の国家資格(作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士等)をお持ちの場合は、最短「3年」の実務経験で「サービス管理責任者」の取得要件を満たします。

※実務経験の年数を満たしたのち、基礎研修と2年以上のOJTの期間があります。

当社では、「サービス管理責任者候補」スタッフの採用を進めております。

「サービス管理責任者」の有資格者、もしくは過去に「福祉・介護・医療」分野での実務経験があり、「サービス管理責任者」の取得を目指す方を積極的に採用いたします。

スタッフの研修制度もございまして、「サービス管理責任者」の資格取得に向けて職場全体でサポートいたします。

「サービス管理責任者候補」としてエントリーされる方は、面接の際に「資格の有無」や「今後の取得の意向」「業界経験」についてお伺いいたします。

サービス管理責任者として働きやすい職場環境をご用意しておりますので、ぜひエントリーくださいませ。

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