【職員採用】就労継続支援A型リリーフ・リファインで働く魅力とは?

皆さんは、就労継続支援A型事業所という就労施設をご存じでしょうか?

株式会社レジリエンスでは、就労継続支援A型「リリーフ」「リファイン」という二つのA型事業所を運営しています。

就労継続支援事業所には「A型」と「B型」があり、どちらも一般企業での就労に結びつかなかった障がい者の方に雇用や就労の機会を提供する施設です。

就労B型は、主に生産活動(パン作り、お弁当の製造、喫茶店、水耕栽培、清掃など)を中心に行い、雇用契約を結ばない形での就労となるため、従来の「作業所」に近いイメージです。

一方の就労A型では、ご利用者の方と雇用契約を結び、より一般就労に近い環境で作業を行います。

最低賃金を保証するため、企業と同じように、雇用する利用者の生産活動から利益を生み出すことが求められます。

A型での作業は、社内の業務内容の一部に携わることが多く、サポートを必要とする利用者への支援を職員が行います。

障がい当事者への支援がそのまま会社の成長に繋がりやすく、現場での支援の手ごたえを感じられるお仕事です。

今回は「就労継続支援A型リリーフ・リファインで働く魅力」についてご紹介します。

株式会社レジリエンスや、就労支援の現場で働いてみたいとお考えの方にとって参考となれば幸いです。

就労A型リリーフ・リファイン職員の業務内容

大阪・北浜の就労A型リリーフ・リファインで職員が担う主なポジションは、

の6つがあります。

① 生活支援員

大阪・北浜の就労継続支援A型リファイン・リリーフでは、主に「在宅ワーク」を通して、社内業務の一部をご利用者の方にお任せしております。

就労A型リファイン・リリーフの生活支援員・職業指導員の場合、在宅勤務中のご利用者の方と「電話連絡」や「Slack(スラック)」のテキストチャットを通して、勤務中の体調確認や、業務遂行のためのサポートを行います。

現在の就労A型リリーフ・リファインで就労中のご利用者の方は約20~30名ほどおられますので、職員で手分けをして利用者への連絡を行います。

生活支援員の毎日のお仕事としては、ご利用者の方への「電話での体調確認」が1日2回ございます。

ご利用者の方は在宅勤務のため、通所系の作業所とは違って、実際の表情や具合などをその場で確認することができません。

つまり、電話での話し声やトーンの高低、口調やご利用者の方がお話する内容から、当日の体調を把握しておく必要があります。

とくに精神障がいを抱えながら通所される方も多いため、その日ごとによって体調に波があることも日常茶飯事です。

ご利用者の方が安全に作業を進める上で、「体調確認」は生活支援員の大切な日常業務のひとつになります。

なかには障がいの特性から、うまく話がまとまらなかったり、過緊張の症状があったり、自分のことを話すのが苦手なご利用者の方もいらっしゃいます。

健常者のコミュニケ―ションの取り方との違いに戸惑うこともあるかもしれませんが、辛抱強くコミュニケーションを取り続けることで、ご利用者の方の素顔が見えてくることがあります。

利用者の方に「体調はどうですか?」と十回尋ねて、「大丈夫です、問題ありません」と十回答えが返ってきたとしても、十一回目に「しんどいです、辛いです」という返答が返ってくることもあります。

ほんとうはサポートや支援が必要なときに、周囲への遠慮から助けを求めることができず、SOSを発する代わりに「大丈夫です」と答えているケースがあったりします。

そういった場面で、ご利用者の方の小さなサインを見逃さないためには、普段からの観察が必要ですし、本心を偽らずに打ち明けてもらうには、日頃からの声掛けが大切になってきます。

心理学の用語で「ラポール」と言いますが、ご利用者の方が安心して働けるように信頼関係を作るのが仕事といっても過言ではありません。

生活支援員は、障がいを抱えるご利用者の方とのコミュニケーションを取る機会がもっとも多く、就労支援の現場の最前線とも言えます。

障がいを抱える方の対人支援の経験を積むことになりますので、他の就労支援施設や障がい者支援のスタッフとしても通用するスキルを得ることができます。

②職業指導員

もうひとつの「職業指導員」は、ご利用者の方を業務面からサポートするスタッフです。

大阪・北浜の就労継続支援A型リリーフ・リファインでは、主に「営業メール送信業務」をご利用者の方にご担当いただいております。

マニュアルがあり、作業内容としても難しい点は少ないため、Office系のソフトの基本操作(Excel, Word等)や初歩的なPCトラブルの対応ができれば、ご担当いただけます。

実務面では、生活支援員と同じく、障がいを抱える方とのコミュニケ―ションを通して、業務上で障壁となっているものを取り除くことを目的に支援します。

具体的には、PCの初歩的なトラブル解決、仕事を進める上での疑問点の聞き取り、利用者へのアドバイスや担当者への報告等があります。

名目上は、生活支援員は「ご利用者の体調管理」など、生活面からサポートするのに対し、職業指導員は「業務上の困りごとの解決」など、就労の面から技能的なアドバイスを行います。

実際の勤務においては、ご利用者側からの視点で見ると、「生活支援員」と「職業指導員」の見分けはつきません。

そのため、生活面の相談や業務上の質問など、現場ではどちらの対応も兼務することが多いのが実情です。

株式会社レジリエンスでは、職員間でのやり取りがスムーズになるように、連絡網としてビジネスチャットツール「Slack(スラック)」を使用しています。

ご自身の担当範囲で分からないことや、疑問点があれば、他の担当スタッフに連絡して回答を得ることもできます。

職員側の研修制度もあり、ご利用者の通所日に合わせた出社日など、スタッフ同士やご利用者の方との顔合わせの機会も設けております。

「在宅勤務」のスタッフとしてご勤務いただくことも可能ですので、仕事と家庭のワークライフバランスを取りやすく、通勤の負担も最小限で済みます。

「コミュニケーションを通じて障がいを抱える方を支援したい」「在宅勤務で、家庭や子育てと両立しながらお仕事がしたい」など、福祉職員や女性スタッフのニーズに応える職場環境となっております。

ご興味のある方は、ぜひ株式会社レジリエンスの求人にエントリーいただき、面接へお越しください。

勤務地は、大阪・北浜の就労継続支援A型リリーフ・リファインが所在する「北浜NKビル 3F・5F」となります。

最寄り駅は、大阪メトロ堺筋線・京阪本線「北浜駅」下車、6号出口より徒歩3分程度です。

③カウンセラー(臨床心理士)

大阪・北浜の就労継続支援A型「リリーフ・リファイン」が、他のA型事業所と異なる点のひとつに「カウンセラー(臨床心理士)」が在籍していることが挙げられます。

就労継続支援A型リリーフ・リファインでは、ご利用者の方にカウンセリング(心理面談)の機会を提供しています。

各ご利用者との面談の機会は「月1回」で、カウンセラーの方には1回20~30分程度のカウンセリング(心理面談)業務をご担当いただきます。

心理面談は、北浜のオフィス(就労A型リファイン事業所内)にて対面、もしくは、電話にて音声通話で行います。

とくに障がいを抱える方は、日常生活の悩み事について周囲に相談できる機会が少なく、在宅勤務によりコミュニケーションの機会が減少している傾向にあります。

カウンセラーとの会話を通じて自身を見つめ直すきっかけとしたり、当事者の方が日常で感じる不安を和らげ、取り除くことを目的に心理面談を行います。

一般的なカウンセリングオフィスとの違いは、「障がいを抱える方」を対象にカウンセリングを行うことと、面談に「キャリアカウンセリング」の側面があることです。

身体障がいだけでなく、発達障がいや精神障がいを抱える方が通所されておりますので、臨床心理士の有資格者がカウンセリング業務にあたることが望ましいと言えます。

生活支援員の業務範囲では聞き取ることができない、日常生活のお困りごとやご利用者の生活目標などを、1回あたり20~30分の時間を掛けて聞き取ります。

毎月の面談の機会が確保されているため、心理面談やカウンセリングの実務経験を積みやすいのがメリットです。

障がいを抱える方の悩みごとは、周囲からは見えにくいことが多く、普段の日常生活では「こんな話をするのは相手にとって迷惑ではないか」と口にするのを控えていることがあります。

あるいは、過去の対人関係で傷ついたり、失敗した経験から必要以上に「余計なことは喋らないようにしよう」と考えていることもあります。

障がいを持つ人のバックグラウンドは様々で、本人の意思ではどうにもならないこと(障がいによる社会的な不利、成育環境、家庭問題、虐待等のエピソード)が背後関係にあるケースも見受けられます。

臨床心理士としての面談は、認知行動療法をベースに行います。

「本人の意思ではどうにもならないこと」に当事者は着目しがちですが、日常生活のどんな小さなことでもよいので「本人の意思で変えられる」ことに焦点を移し、障がいを抱える方に自己効力感を取り戻していただくことを目的に、心理面談を行います。

社名でもある「レジリエンス」は、精神医学の定義において「極度の不利な状況に直面しても、正常な平衡状態を維持することができる能力(Bonanno,G. 2004)」を指します。

障がいによってたとえ不利な状況下に置かれたとしても、凹んだボールが反発(resilio)によって元の形に戻るように、ストレスによって生まれた歪みを戻し、その過程で本来の当事者が持つ力に気付いてもらう。

その手助けをするのが、臨床心理士の主な役割と言えます。

また就労継続支援A型事業所は、障がいを抱える方が自立へと向かっていくための場でもあります。

キャリアカウンセラーとしての側面では、当事者の方が実社会で生きていくための方法(キャリアデザイン)を一緒になって考える役割があります。

障がいを抱える方は、病気の症状が就労の面で不利になってしまうことが多いため、一般的なキャリアとは違うところに、ご自身の生活の糸口を見つけやすい傾向があります。

具体的には、障がい者雇用や、パートタイムによるクローズ就労、在宅フリーランス等の副業を組み合わせる形での就労などがあります。

当事業所では、短時間(2時間)の在宅勤務でご利用される方が多く、段階的な就労のステップとして就労A型リファイン・リリーフに在籍されています。

障がいを抱える方にとってのキャリアは狭められがちですが、自分の「できること」と「できないこと」、得意なスキルやご本人の希望なども踏まえながら、現実的な落としどころを対話の中から探っていきます。

最終的には、キャリアの道筋が可視化されることで、ご利用者の方の将来への不安を払拭し、安心して働ける環境を作ることがキャリアカウンセリングの目標となります。

「心理面談」と「キャリアカウンセリング」の両輪で、福祉の領域だけでなく、就労の側面からもカウンセリングを実践できるのが、当社(株式会社レジリエンス)で働くことの強みです。

利用者との対面での面談は、大阪・北浜の就労継続支援A型リファイン・リリーフ(北浜NKビル)で行います。

とくに就労A型リファインは、2024年9月にリニューアルオープンしたA型事業所で、「最新コーヒーサーバー」や「オフィスコンビニ」等を、職員もご利用いただけます。

内装を新調し、利用者との面談スペースには、リラックスできるソファを配置。集中して面談・カウンセリング業務に臨むことができるように環境整備を行っています。

ご利用者だけではなく、職員も快適に過ごせるA型事業所のオフィスです。

臨床心理士、公認心理士等の資格をお持ちの方は、カウンセラーとしての採用が可能ですので、この機会にご検討くださいませ。

④サービス管理責任者

サービス管理責任者は、就労継続支援A型事業所を代表する「施設長」のポジションで、就労A型の利用者だけではなく、常勤・非常勤スタッフ(職員)のまとめ役になります。

就労継続支援A型の人員配置基準では、各事業所に必ず「サービス管理責任者」を1名置かなければならない、という決まりがあります。

各利用者との対応だけでなく、就労A型スタッフのシフト管理、来客対応、市役所等の行政との連絡調整など、様々な業務をこなすことができる就労支援のエキスパートと言えます。

就A利用者の施設利用の方向性を打ち出す「個別支援計画」の作成や、利用者との面談、職員への業務指導なども、サービス管理責任者が行います。

サービス管理責任者になるには、福祉や医療分野などでの「相談支援業務・直接支援業務」の実務経験があることが条件のひとつになります。

具体的には、国家資格(社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士・公認心理士など)を有している場合には実務経験が「3年以上」。

「社会福祉主事任用資格」をお持ちの場合は、支援業務の実務経験が「5年以上」。

資格なしの場合は、相談支援業務で「5年以上」もしくは直接支援業務で「8年以上」の経験を有していることが、条件となります。

その上で、行政が主宰するサービス管理責任者の研修を受け、2年以上のOJT・実践研修を受けて、初めて「サービス管理責任者」としての配属が可能になります。

実務経験で「3年~最長8年」という勤務歴が必要になるため、サービス管理責任者の多くは福祉・介護業界で長年勤めてきたスタッフが、「サービス管理責任者」のポジションに就きやすいと言えます。

就労A型事業所内でのキャリアとしては、「生活支援員・職業指導員」として就労支援の事業所内で支援経験を積み、勤続年数を積み重ねた後で「サービス管理責任者」の資格要件を満たすルートがあります。

福祉・介護業界では今後も人手不足が予想される中で、「サービス管理責任者」は、就労支援の現場において最も重要なポジションになります。

大阪・北浜の就労継続支援A型リリーフ・リファインでは、在宅のご利用者の方の相談窓口業務をサービス管理責任者の方へお願いしております。

通所系の就労A型と異なり、基本的にご利用者の方は在宅利用となるため、対面支援でのご負担は軽減される形でご勤務いただけます。

普段のご利用者との関わりは、電話対応やSlackのテキストメッセージを通して行います。

通所日は「月1回」のみの形で運営しており、約20~30名ほど在籍している就労A型ご利用者の方を、数日に分けて(1日あたり7~8名ほど)面談を行います。

在宅勤務のスタッフも、ご利用者の通所日に合わせて出社する機会がございますので、月に数回は、職員同士でコミュニケーションを取れる日を設けています。

就労A型リリーフ・リファインでは、スタッフの研修制度などもございますので、現在は有資格者ではなくとも、いずれ「サービス管理責任者」の資格を得ることを目指してご勤務いただくことも可能です。

当社で「サービス管理責任者を目指したい」方や、「既にサービス管理責任者の資格は持っているが、よりよい職場環境で働きたい」とお考えの方は、ぜひ株式会社レジリエンスまでご連絡をいただければ幸いです。

勤務地は、大阪のビジネス街「北浜」にございまして、大阪メトロ・京阪本線「北浜」駅からのアクセスは徒歩5分以内と良好です。

基本的には在宅ではなく、オフィスに出社していただく形ですが、ある程度シフトに融通が利きますので、ご利用者やスタッフ勤務日の調整次第で、出社日を変更することも可能です。

就労A型リリーフ・リファインでは、オフィスの内装を整えており、とくに就労A型リファインは2024年9月にリニューアルしたばかりの新しい事業所です。

カフェスペースやコーヒーサーバー、面談用のソファに、個人のPC作業スペースも確保しており、快適な空間で就労支援に携わっていただけます。

⑤総務広報

就労継続支援A型リリーフ・リファインでは、バックオフィス担当として「総務広報・会計庶務スタッフ」を採用しております。

一般にバックオフィス業務では、直接的にご利用者の方と接する機会は少ないですが、裏方から就労継続支援業所を支える、重要なポジションのひとつです。

総務広報スタッフのお仕事は、求人ページの更新や利用者採用に関する業務、広報物のデザイン・制作、備品管理など、多岐にわたります。

とくに求人・採用活動に関しては、ご利用者や職員を社内へ招き入れる「玄関口」となりますので、総務広報スタッフによるサポートが欠かせません。

具体的には、「ハローワーク・インディードの求人情報の更新」や「就労A型リリーフ・リファインへの求人問合せへの対応」、「採用後の利用者へのフォロー」などがあります。

株式会社レジリエンスの企業情報を社内外に広くお知らせし、採用~入社までをリードするのが「総務広報」スタッフのお仕事です。

社外と社内の橋渡し役となり、企業の第一印象を左右するポジションとなりますので、利用者・職員の採用率や、入社後の定着率にも関わってきます。

利用者・職員・法人幹部・法人代表など、部署を超えて様々なスタッフとの関わりを持ちつつ、会社全体のサポートを行います。

そのため「社内外で出会う人と、分け隔てなくコミュニケーションが取れる」「様々な事務業務に効率よく、柔軟に対応できる」「会社の役に立つことが好き」という方が、総務職に向いていると言えます。

⑥会計庶務

会計庶務スタッフは、会計ソフトへの収支データの入力、職員や就A利用者の給与計算・給与明細の作成、住民税・所得税の計算等を担当します。

一般的な会計職との違いは、就労継続支援A型・およびグループホーム利用者の利用者負担額の計算などがあります。

就労継続支援事業所やグループホームの会計に携わることができるので、福祉系の他企業においても通用する会計のスキルを得ることができます。

障がいを抱えるご利用者の方は、就労A型での毎月の収入を頼りに日々の生活費をまかなわれている方も多数いらっしゃいます。

給与計算の面で誤りがあると、就労継続支援事業所とご利用者・従業員との信頼関係を損なうことにもなりかねません。

正しく給与・税計算を行うことは、従業員や障がいを抱える就労A型利用者の雇用を守ること、ひいては会社全体の信頼を守ることに繋がっています。

「自身の会計スキルを通して、障がい者を支援したい」「就労系支援施設・グループホームの会計スキルを身に付けたい」「間違いをしても、そのあとにミスを減らす工夫ができる」方が会計スタッフとしての適性があると言えます。

就労継続支援A型事業所は、障がい者の方に就労の機会を提供する施設ですが、株式会社レジリエンスでは、職員業務においても遂行が可能と判断した場合は、職員登用も行っております。

障がいの有無に関わらず、株式会社レジリエンス内のお仕事をお任せできる十分なスキルをお持ちであれば、どなたでも積極的に採用いたしますので、まずは面接へお越しください。

就労継続支援A型リリーフ・リファインのすべての従業員の方に「Netflix(ネットフリックス)視聴無料」などの福利厚生サービスをご用意しております。

また短時間就労等、勤務時間の調整にも対応いたします。

ほかの就労継続支援A型事業所にはない、充実した職員待遇をご用意しましたので、この機会にぜひエントリーくださいませ。

今回は「就労継続支援A型リリーフ・リファインで働く魅力」についてご紹介しました。

株式会社レジリエンスでは、「すべての人の働きたいを実現したい」をモットーに、障がいの有無を問わず、積極的に職員採用を行って参ります。

求人へのエントリーをご検討中の方におかれましては、今後ともお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

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